氏の講演会はどこも定員オーバーの人気を集めている
「日本は侵略国家であったのか」と題する論文が、政府の公式見解「村山談語」に違背するとして、幕僚長を解任された田母神氏。
自衛隊の制服とおさらばして"一般の人"となった
咋年11月以降、露出が増える一方なのは、誰しも何となく感じているに違いない。自著の刊行、雑誌などへの寄稿、情報系バラエテイ番組への出演……。
「テレビ出演は日テレに1回、TBSに1回、テレ朝に2回、読売テレビに2回。
そのほか地方局にも何度か出たことがありますよ」とは、田母神氏ご本人。
「また、おかげさまで講演依頼も多数のお申し込みをいただいており、今年1月と2月ですでに50回以上の講演を行いましたが、半年先まで月に平均20回ほど入っています。12月もポツポツ予定が。私はゴルフが好きで、現役時代は月に5,6回ほど出かけていたのに、辞めてからはまだ3回しか行けていないほどです」(中略)
さて、当の田母神氏は、そうした人気ぷりについて
「自ら分析するに、こういうことだと思います。日本はかねて米中露韓などの国々から侵略国家といわれ続け、日本の一部マスコミもそれを追認してきた。でもそうではない、日本はいい国なんだという私の主張をこそ、誰もが聞きたかったのだと。みなさん目が覚める思いをされるというか、心にストンと落ちる感覚を抱かれるのではないでしょうか」(以下略)
組織力、資金力で左翼に負けてる保守
このあと新潮の紙面は、初の著書『自らの身は顧みず』は13万部とか、各地の講演料を計算し、年収一億円に迫るという人の懐具合を計算してみせます。しかも「講演料ですか?こちらから要求はしていませんが、20万から30万といったところでしょうか」(同)というコメントを引き出しています。
さて、この講演料ですが、私は予想いていたとおり「安いなあ~」という印象を持ちました。現在は自らの主張を聞いて欲しい、という思いで、講演をビジネスとは考えていないでしょうが、出来れば50万前後は渡して上げたいと思いましたね。そのくらいの影響力は充分にあります。
ご承知の通り、保守系の集会はとにかく財政的な基盤がなく、登壇する方やスピーチする方へは基本的にボランティア、精々お車代程度、経費は参加者から好意で頂く千円程度の参加料、というのがこれまでの相場でした。しかし、この構図を何とか改善しないと続かないという懸念を持ちます。
仮に賃料が低廉な会場で500人が入ったとして、一人千円だと50万円、これから告知や会場費などの必要経費を払うと、20-30万しか払えないというのが現実なのです。年会費を恒常的に集めて潤沢な資金と組織力を誇る左翼系と保守系の決定的な違いがこれです。
拉致被害者の救う会、家族会、特定失踪者問題調査会を始め、保守系のHPやブログを見ると、必ず皆さんに浄財の協力を呼びかけているコーナーがあります。そのような活動に賛意、共感を示す方は、定額給付金のタイミングだから呼びかけるわけではありませんが、是非ともご協力をお願いします。
思いは同じでも遠方で参加出来ない、仕事の関係で参加できないという方も、これなら誰でも出来ます。あと、チャンネル桜2000人委員会もあと507人不足しています。この日本唯一のまともな放送局を再建できるよう、重ねて皆さんのご協力をお願いします。
PDF:http://hanausagifan.web.fc2.com/20090311.pdf (5ページ)